父親の見舞いに行く途中に、有名なラーメン屋があるのです。
その名も「ましこ亭」。
なんでも、懐石料理10年の経験を持つご主人がやっている、料理としてのらーめんだそうで。
店に入るところにある食券売り場では、えびだしらーめんなんていう、えびが飾られたらーめんなんかもあるみたいで、確かに和食っぽい。
その中で、限定20食のほほ肉らーめんをチョイス。
カウンターから出されたらーめんは、透き通ったスープの上に背油がふってあるもの。具材はほほ肉を除いてはいたってシンプルに、わかめとねぎだけ。
早速すーぷから。塩味の上品な味のするスープ。背油の甘みと塩のほんのりとした塩気で甘さがふわっと広がる。
上に載っているほほ肉は、とろとろに煮込んであり、バーナーで少し焦げ目がつけてある。口に入れる前に、箸でつまんだところでもはらりと崩れるほど。
口にほおばるのが惜しいほど、とろけるような食感。うーむ。
食事としてはかなりすごい。しかし、らーめんとしてかきこむような食べ物ではない。上品な食事としてのらーめんを食べるならば、なかなかのものだと思う。
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