新年明けてからもかなり仕事がきつい感じで。
それでもとりあえず1段落着いたので、ほんの少しだけ早く帰れることに。
それならば久しぶりに回る寿司でも食べようかと、「タイムサービス、とろ130円」というのが目を引いた駅前のお店に。ほんとにめったに来ることは無いんだけどね。
カウンターに座りつつ、「とろ」と「寒さば」あたりから、いろいろと注文しつつ。
このお店は、寿司と一緒にお勧めのメニューを書いた看板のようなものを回しているのだけど、「海ほたる」と書いたものが目の前を通過。
「ふーん、ホタルイカ頼むかなあ。うまいよなあ。沖づけを乗せたやつかなあ….」
なんて1周目はさらりと流したのだけど、ホタルイカの見間違いじゃない。確かに「海ほたる」と書いてある。
え、あれ、食えるのか?
海ほたるってのは、東京湾横断道路の途中にあるあれが有名なのだけど、もともとは海で光る虫だったはず。
昔は「夜光虫」のことかと思っていたのだけど、どうも違うらしい。夜光虫は、海中のプランクトンの1種らしいのだけど、「海ほたる」は体長3mmほどの、えびやかにの仲間らしい。
そういえば、海水浴に行って波打ち際に寝転んでいると、水の引き際に小さな虫のようなものがピンピン跳ねたりして、肌にチクチクすることがあるんだけど、そのピンピン虫の仲間という話も聞いたことがあるな。
海老やカニの仲間といえば聞こえが良いけど、ピンピン虫は見た目がダンゴムシに似ていたぞ。アレを食うのか?
そうなると、どうしても確かめて見たくなる。
「海ほたる1つ」
と注文してみました。
軍艦巻きの上に小さなダンゴムシのようなのが山盛りになった寿司だったらどうしよう。食えるのか?
という心配をよそに、出て来たのは、イカの刺身とフカヒレのようなゼラチン質の何かと魚や海老の卵を和えたものにいくらを少し乗せた軍艦巻き。
いや、美しいね。卵の粒々とゼラチン質、イカといくらが、幻想的な光をイメージしているのだろう。板前さんのセンスでつけたんだろうね。
でもこれを「海ほたる」と呼ぶのはどうだろう。せっかく会心の作なのかも知れんけど、この名前だと、頼む人少ないんじゃないかなあ。
いや、ピンピン虫の軍艦巻きが出てこなくてよかった。
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