吾妻橋そばのレストラン吾妻

休みの日、家族と食事をする機会があって、浅草方面に。
お店は、スカイツリーのそばのお店。「レストラン吾妻」。三代続いて１００年の歴史があるお店だそうだ。

お店の裏手は駐車場になっていて、そこに車を置いてくることもできる。営業時間は日曜は17:30～なので、開店と同時くらいに入れる。すでにお客さんは店の前で開店を待っていたようだ。

　１Fがメインのお店で、カウンターとスカイツリーの見える７人掛けのテーブル席がある。今回は洋食のコースを頼んだ。前菜はホタテのイタリアンソース、２品目はサーモンのマリネ。サーモンのマリネは薄く切ったものではなく、結構厚めのサーモンが。ホタテもサーモンも、とろりとした食感がおいしい。
そして３品目がこの生ハム。吾妻はランチのオムライスが伝統の味で人気なのだけれど、先着でこの生ハムがつくことがある。
生ハムはしょっぱいものも多いのだけれど、これはしっかりと肉の味が残っていて、ハムの香りもいい。
　コース料理の前に、調理前の巨大白アスパラを見せてくれた。白アスパラはこのまま２０分ほどゆでたもの。自家製マヨネーズとともにいただく。根元のほうは固いので、小さなはさみで切れ目を入れて食べる。
白アスパラなんて、細いものしか見たことがなかったけれど、これはかなりのインパクト。

　５品目。洋食屋らしく、クリームコロッケ。このコロッケは、ソースなどをつけずにいただく。中にはタケノコが入っていて、とろりとした食感の中にさくっとした歯ごたえが楽しめる。なかなか新鮮な味わい。
昔はグラタンなんかもやっていたのだけれど、今はやめてしまっていて、そのホワイトソースがこのクリームコロッケになったということらしい。

　６品目で、メインのステーキが。ステーキの上にはたっぷりのわさび。しょうゆを少しつけていただくのが良いとのこと。
このワサビ、この量だと強烈に効くかとおもったらそんなことはなく、マイルドなさわやかさ。肉の脂も適度で、とろけすぎず赤み肉の歯ごたえも残っている。焼き方はレア。

　そろそろおなかも満たされたところで、このお店の売りのオムライスが。オムライスはご飯の上に卵を載せて、とろりと開くところを見せてくれる。今回は人数がいたので、それを切り分けてもらう。
ソースがデミグラスソース。中のライスも、ドミグラスソースで味付けしてあるようなほのかな甘みがある。ケチャップライスやチキンライスを使ったものとは違う甘みのオムライスだった。
　そんな感じで、19:30には外も暗く。スカイツリーのライト点灯が19:00なので、雰囲気もがらりと変わる。お店は通りに面したところだけれど、その向かいも駐車場で開けているので、スカイツリーまでの景色も抜群。三社祭りの浅草の喧騒とは離れて、なかなか高級な夕食を楽しめた。